先週の金曜日のお昼に、夫と二人で近所の中華を食べに行きました。
よく行くグランドプリンスホテル新高輪のお店です。
その名は、古稀殿(こきでん)。
品川駅の高輪口を出て、ウィング高輪と今はなきSHINAGAWA GOOSの間にある柘榴坂を5分ほど登って行くと、右手に見えます。
ホテル内の中華なので、高級感があります。
席もとてもゆったりしているので、会食とかにも良さそうです。
店内にはこんなに大きな円卓も。いかにも the 中華という感じがします。
我々は、柘榴坂に面している、陽の光が入る明るい席に通されました。
店内は6割ほど埋まった感じでした。
中が騒々しくなく落ち着いていて、とてもゆったりできる雰囲気です。
我々がオーダーしたのは、平日限定のランチセットメニュー。
スープとおかず一品、ごはんもの一品、それに杏仁豆腐がついて¥2,800です。
平日のランチの値段にしては、少し贅沢です。
他にも、より豪華な¥4,000や¥5,800のランチコースもあります。
夫はここでもビールをオーダー。
さすがホテルのレストランのビール。お値段は¥1,500とお高め。
私は無料のジャスミンティーをぐびぐび。
中華料理屋さんはよくお水の代わりに中国茶を出してくれるイメージなので、有難いです。
飲み物が来たら、すぐにスープも到着。
具材は、なめこと豆腐とネギです。
なめこって中華スープとすごい合う。いつもお味噌汁でしか飲まないので、ポジティブサプライズです。
そして、この中華スープがものすごい上品。
顆粒だしではなく、ちゃんと材料から取ったような味がする...。身体に染みる。
そうこうしているうちに、おかずたちも運ばれてきました。
我々は今回、「牛肉のオイスターソース炒め」と「グリーンアスパラガスとレタスのクリーム煮」を注文。
それぞれのおかずたちに、しっかりととりわけ用のお皿も用意してくれます。
しかも、ちゃんとお皿が温かい。
さすがホテル。ホスピタリティを感じます。
この牛肉、めちゃくちゃ柔らかかったです。
全く臭みのない美味しい牛肉。
そして味付けも文句なし。オイスターソースって、なんでこんなに食欲がしげきされるのだろうか、と思わせてくれるいい塩梅の味付けです。
そして、このクリーム煮ももちろんおいしかったです。
クリームソースがちゃんと中華風になっていました。
ソースは程よいとろみがついていて、野菜たちによく絡みます。
野菜の火入れもちょうどよく、生すぎず、くたくたすぎず、絶品です。
「この料理、あと5皿食べられるよ」と思いました。
おかずたちを楽しんでいたら、ごはんものもやってきました。
「鶏肉の細切り入り焼きそば」と「四川麻婆豆腐と白飯」です。
いつも麻婆豆腐は、普通の「麻婆豆腐と白飯」を頼むのですが、今日はなんだか辛いものが食べたく四川風をオーダー。
四川風は山椒と唐辛子が効いていて程よくスパイシー。
これはこれでおいしいのですが、私は普通の麻婆豆腐の方が好みでした。
普通の方が、よりコクを感じることができ、旨味が多かったような気が。
食べたときの感動は、普通の方が大きかったです。
今回一番感動したのは、もう一つの焼きそばでした。
今まで食べた中華の焼きそばのなかで、自分史上 1、2位を争う美味しさでした。
麺は、ところどころ焼き目をしっかりつけてくれて、少しぱりぱりな食感を楽しめる。
また、餡も最高。
具材は、鶏肉と白菜と青菜だったかと。
味がものすごい上品。だけど淡白すぎず、しっかりとコクも感じられて、良いバランスなんです。
「これはあと3皿は食べられるな」と思いながら完食。
とても満足。
デザートには杏仁豆腐がついてきます。
温かい中国茶がついてくるのが、とても嬉しい。
巷の中華屋さんで杏仁豆腐を頼むと、缶詰のフルーツが添えられていることもあるかと思います。
けど、ここはちゃんと生のフルーツを使っています。しかもよく熟れている。
さすがホテル。このワード、何度心の中で唱えたことでしょう。
¥2,800で、これだけ丁寧に作られた料理を堪能できるのであれば、安いほうかと。
都内の外資系ホテルだと、全体的にもっと値段が高めですが、品川プリンスはそれよりかは少し良心的な値段だな、と思います。
こういう普段使いしやすいホテルのお店が近くにあると、かなりQOLが高くなるので、いつもプリンスホテルには感謝しています。
古稀殿、また来ます!
【アクセス】
中国料理 古稀殿
東京都港区高輪3-13-1 グランドプリンスホテル新高輪 B2F