Official Guideの説明文は、実はTOEFL学習者が読むべき多読教材だった!

先日、下記の投稿でも宣言させていただいた通り、目下TOEFL学習中のくろくまです。

 

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7月に現職の英語スクールを退職する予定ですが、意外とまだ業務が残っていて、あまり学習の時間を集中して取れず...。

毎日1時間〜1時間半の学習を細々と続けている日々です。

 

以下の投稿で、今後学習するメニューについてお話しさせていただいたのですが、それを毎日できる範囲で取り組んでいます。

 

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そんななか、実は最近、多読教材で結構悩んでいまして。

というのも、上記の投稿で学習メニューの話をしていたときに、多読教材で愛用していたNewselaが先月6/30付けで無料利用の規定が変更になってしまったんです。

それまで、9,000記事ぐらいのなかから、好きなものを好きなだけ、好きなレベルで読めていたのでが、無料会員は4記事しか読めなくなってしまって...。

なんでこのタイミングで改悪するんだよ...。

 

なので、代わりにどんな教材を読んでいこうか模索しており、このところ多読難民だったのです。

 

ところが、今日学習をして気づいたのですが、実は優秀な多読教材は実は身近にあったんです!

まさに灯台下暗し!

今日はそのお話を共有させていただければ。

 

なぜ多読をやるのか?多読の効果

まずは、なぜ私が多読にこんなこだわるのか。

それは、英文の処理速度を上げるのに必須だからです。

自分が受け持ってきた受講生や自分自身の体験から、強くそう思うようになりました。

 

英文の処理能力を上げるのに効果的な2つのメニュー。

それは精読と多読です。

 

精読は精緻に読む、すなわち語彙の意味や文構造を正確に理解しながら読み進める読み方です。

学校のReadingの授業などをイメージしていただければと思います。

先生が事細かに解説を加えながら、一文ずつ読み進んでいくスタイルです。

 

それに対して多読は、大量に読み進んでいく読み方です。

単語とか文構造とかの正確さよりも、単語の意味も文構造も粗方わかる易しいものを大量に読んでいくイメージです。

そうすることで、英語の語順になれていき、頭から語順通りに英文の内容を理解できるようになっていきます。

また、コロケーション(語と語の自然な結びつき)への感覚も研ぎ澄まされていきます。

 

この2つは二輪車の車輪のような関係性だと思っていて、もちろんどちらか一つだけでも、前に進むことはできます。

ただ、二つ同時に取り組むことで、そのスピードは大きく向上します。

 

私はよく、受講生さんにいつものお決まりの宿題メニューに加えて、毎日1000語程度の多読をアサインしていました。

大体皆さん平均で3~6ヶ月間でTOEICのスコアは200点ほど伸びていました。

中には、3ヶ月間でTOEICのスコアを600点から850点まで伸ばしていらっしゃる方もいました。

特筆すべきは、1日1.5時間ほどの学習時間で、それを達成していたということです。

めちゃくちゃ学習時間を費やしているわけではなく、みなさんお仕事をしつつ空いた時間に取り組んでいらっしゃいました。

それぐらい多読は英語力を伸ばすのに有効な手段なんですね。

 

 

TOEFL学習者にとって適切な多読教材

TOEICと違い、TOEFLはアカデミックな内容なので、サイエンス系の話が盛り込まれているものが多読教材としてはベストだと思います。

 

例えば、

Scientific American

National Geographic

あたりは、サイエンス系の雑誌で有名かと。

 

雑誌媒体なので、紙で定期購読もできますが、それぞれ公式サイトでネット記事を配信しているので、それらを読むだけでも十分勉強になります。

 

ただ、主に2点の理由から、まだ今の段階ではあまり読もうとは思いません。

 

1. ど文系な自分の興味の範囲外

文系と理系を分けるのはナンセンスかもしれませんが、理系の素養がない自分にとって、これら2つの媒体はサイエンス臭が強すぎて...。

興味があまりわかないんです。

 

2. 単語のレベルが全体的に高い

これらの2つの媒体は、構文自体はそこまで難解ではないです。

文章の読みにくさで言ったら、TIMEとかの方が読みにくいです。

ただ、語彙が難解です。サイエンスの学術用語満載なので、そこが今の自分にとっては結構しんどいかと。

『TOEFLテスト英単語3800』のRANK2もまだ終わらせていない自分にとっては、馴染みのない単語が結構でてきます。

興味があったら、辞書を確認しながらでも嬉々として読んでいくのでしょうが、興味ないものはそんな気あまり起きず...。

それに、多読であまり辞書はひきたくないんですよね。精読ではないし。

 

今後これらの媒体でも、興味あるものはスラスラ読めることに期待です。

 

こんな感じで、最近多読ジプシーだったのですが、今日勉強していて、実はTOEFLのOfiicial Guideの本文ではなく、各sectionの説明文は優秀な多読教材だということに気づきました。

 

Officail Guideの説明文が多読教材として優秀な理由

以前お伝えしたように、私は今オンラインのTOEFL講座「トフレ!」を受講しています。

トフレ!の魅力は以前、こちらでもお伝えしました。

 

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今日は、トフレのOfiicial GuideのReading講座のDay1を視聴していていたのですが、最後に今日の課題が出されました。

それはOfficial GuideのReadingの説明文箇所を読んでくることでした。

 

ちなみに、Official Guideは5th editionを使っているので、この古いタイプのものになります。

説明文箇所は、この問題集のP. 37-57に該当します。

 

 

それで、この説明文を読み始めてびっくり!

めちゃくちゃ読みやすい!

主に2つの理由から、多読教材としてめちゃくちゃいい!と思いました。

 

1. 語彙も構文も良い意味で易しい

多読を進めていくのに、読みやすさは非常に重要な点です。

一般的に辞書を使わなくてもすいすい読み進めるレベルが、多読のレベルとしてちょうどベストだと言われています。

目安としては、全体の単語のうち、95%の単語の意味がわかるぐらいのレベルでしょうか。

元々TOEFLは大学での授業を受けることを想定したテスト構成なので、Readingの問題文自体も読みやすいんですよね。

ただ、説明文は問題本文よりもさらに上をいく読みやすさ。

文章を読み進めても誤解の少ない良文だと思います。

 

2. 問題の解法の勉強になる

この説明文では主に、TOEFLのReadingの問題文では、どんな種類の問題が出されるのか、問題のカテゴリーについて説明がなされています。

こういう種類の問題があるのね、と問題全体を俯瞰して把握することができます。

また、20ページほどあるこの説明文には、問題演習が組み込まれています。

なので、それらの問題を実際に解くことを通して、各問題の種類について理解を深めることができます。

TOEFLを学習したての初心者にとっては、読んでいて勉強になるので、俄然興味を持ちながら読み進めることができます。

 

ちなみに、トフレ!のOfficail GuideのReadingコースを受講の方は、このReadingセクションの説明文箇所の問題演習箇所については、単語リストがついてくるので、非常に効率的に学習できます。

 

 

今の自分にとっては、この説明文を読み進めることが多読の教材としてベストな気がするので、他のセクション(ListeningやSpeaking)の説明文も読み進めていこうと思います。

また自分のレベルが上がってきたら、ふさわしい多読教材も変わってくると思うので、そのときにまた何かご報告できればと思います。